この子は悪くないで終わらせない(中編) | 札幌の犬のしつけ・犬の幼稚園HappyDog

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この子は悪くないで終わらせない(中編)

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前回は、「犬が噛んだ理由を理解すること」と「危険な行動をそのままにすること」は別だというお話をしました。

では、なぜ犬は噛む行動を繰り返すようになるのでしょうか。

犬は、人間のように「これは良いこと」「これは悪いこと」と道徳的に考えて行動しているわけではありません。

その行動をした結果、どうなったのか。

その経験から学習していきます。

たとえば、

怖いことや嫌なことが起きる。

犬が噛む。

相手が手を引く、離れる、嫌なことが終わる。

この経験が繰り返されると、犬にとっては、

「噛むと、この状況から逃れられる」

という学習が成立することがあります。

これは犬が「噛んでもいい」と考えているわけではありません。

単純に、噛むという行動がその犬にとって機能してしまったということです。

だからこそ、噛んだ犬を強く叱れば解決するとも限りません。

恐怖や不安が原因なのに、さらに怖い経験を加えることで、かえって反応が強くなる場合もあります。

一方で、「嫌だったんだから仕方ない」と何も対策をしなければ、同じ状況が繰り返される可能性があります。

必要なのは、

  • 何がきっかけになったのか
  • どの程度の刺激で反応するのか
  • 噛む前にどんなサインが出ているのか
  • 同じ状況をどう防ぐのか
  • 噛む以外にどんな行動を教えられるのか

を考えることです。

犬の気持ちを理解することと、危険な行動を放置しないことは両立できます。

犬に配慮することは、何でも許すことではありません。

犬が人間社会の中で安心して暮らすためには、人間側が環境を整え、必要なルールや行動を教えていくことが必要です。

次回は、「では飼い主は具体的にどうすればいいのか」についてお話しします。

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