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子犬に我慢をおしえる
BLOG今北野ドッグスクールの販売犬に、2匹のラブラドールレトリーバーの兄妹がいます。
ラブラドールレトリーバーは「歩く胃袋」という異名を持つくらい、食い意地が張っている犬種、と言われていますが、確かにそのとおり・・・餌の時間になると、すさまじく吠えまくり、飛んだり跳ねたり、ケージの中を所狭しと暴れまくります。
先日までいたミニチュアダックスフントも似たようなところがあって、育てるにあたって苦労したところですが、過去に3頭のラブラドールレトリーバーを育てた経験から言うと、個体差はあれども、餌の時間の興奮レベルの上がりっぷりはかなり激しいものがありました。ちなみに、シェパードの子犬、トイプードルの子犬、柴犬の子犬は、あまり大騒ぎしません。
ご飯の時間にそんなに興奮する、というのは食い意地がはっているだけでなく、単純に餌の量が足りないのかもしれません。基本的に、子犬は腹いっぱい食べさせて良いので、生後4カ月くらいまでは多少多目で与え続ける(便の様子を見ながら)ほうが、精神衛生的にはいいのだろうな。。。と思うのですが、大型犬の子犬は成長期にエネルギー過剰にすると関節のトラブルを招くことが明らかになっているため、「少し痩せ気味で育てる」のが、体のためにはいいようなのです。
いちおう、カロリー計算(月齢と現在の体重を元にして)して与えているのですが、毎回、毎回、狂ったように吠え続けるのでは困るため、「自制心を養うしつけ」を行っています。でも、これはあまり愉快なしつけではありません。できればあまり厳しくすることなく、待てる犬になってほしいものですが、ミニチュアダックスとラブラドールに関しては、こちらが相当強く待たせる意志を持たないと、飢えた野犬のように突撃してきて、飛びつき、ひったくり、お皿をひっくり返し、と、とても文明的とはいえない行動を見せるので、どの程度まで許容していいのか、判断に悩むところでもあります。
最近思うのは、「犬は集団になると吠えやすい」という点。少しでも他の犬より目立って早く餌にありつきたい、ご飯を一番にもらいたい、という「出遅れたくない心理」が働くのではないか?特に猟犬、テリア、といった攻撃性をそこそこ持った犬種や、レトリーバーやビーグルのような食欲旺盛の犬種に、そういった行動が目立つ気がします。
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