散歩重視の訓練(2) | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

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散歩重視の訓練(2)

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いつも犬の幼稚園ハッピードッグを御利用頂き有難う御座います。
代表の米田です。

Wリードの続きです。
Wリードでの散歩訓練には悪い面と良い面があります。

【悪い面】
1.装着に時間がかかる
良い面に比べれば問題にするような事ではありませんね(^^)

【良い面】
1.脱走を防ぐ
前回も言った通り最も大事な点です。当園ではWリードでなければ絶対に散歩訓練はしません。

2.犬を制御しやすい
リードが二本になる事で犬を制御しやすくなります。
とっ散らかったり、引っ張りが強い犬の場合、リードを両手で一本ずつ持つことで、踏ん張りが効き方向制御がしやすくなります。
二本になる事でリード一本あたりにかかる力が半分になるので、特に力の弱い女性に御勧めできます。
リード二本で犬の自由勝手にさせないで歩き続けていると、犬の方は

「飼い主が自分をコントロールしている?」
「自分はコントロールされている?」
「飼い主の方が自分より上になった?」

等と感じやすく、その状態をある程度継続できると「犬が自分で行動を抑制していくように」なってくれます。

散歩に限らず犬のしつけで大切なのは、飼い主を困らせる問題行動(この場合は犬が好き勝手に歩く事)は、可能なのであればその状況を「物理的に変える・断つ」事です。

「いきなり接し方を変えたら犬が驚いて、かわいそうなのでは?」

とたまに聞かれますが私なら、快適な家&食事&昼寝&散歩&飼い主の愛情etc、を無償で与えている飼い主さんが、その犬に困らせられている事が一番可哀そう、としか思いません。
犬は昨日まで自分より下位だと思ってた人間が、ある時を境に関係が逆転する(させられる)事を恨む、という事は無いので、飼い主さんが行動を劇的に変える事は、犬の問題行動を変える事に大変有効です。
そして「散歩は劇的に変わった飼い主が犬より上位である事を示す絶好の機会」なのです。
昨日うまくできなくても今日、今日が駄目なら明日、明日が駄目なら明後日・・・というように機会は毎日あります。

ポイントは左右のリードの長さが極端に違わないもので1.2m程度の適度な長さの「普通のリードを使い、フレキシブルリードは絶対に使わない」という事です。

理由は次回。

それでは。





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