経営:税金を滞納しないという事 | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

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経営:税金を滞納しないという事

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いつも犬の幼稚園ハッピードッグを閲覧・御利用頂き有難う御座います。

代表の米田です。

直接犬とは関係無い話なので読んでる人がどれだけいるか分からないですが、起業したいと考えている次世代の若者に向け、今日も書きます(^^♪

商売をやっていると、設備投資したい、新規出店したい、従業員を増やしたいetc、と前向きな考えになれる事があるのですが、そんな時に必要なのは言うまでもなく「お金」ですよね。

自宅営業時代は全て自前の少額の資金でやりくりしていましたが、テナントを借りて規模が少しずつ大きくなってくると、それだと回らなくなってきました。

そこでどうしたかというと、商工会議所に入って指導を受けながら、政府系の金融機関である政策金融公庫から融資を受けたり、経済産業省からの補助金を申請したりしたのです。

これらを受ける時に必要な絶対条件が

「提案書の良し悪し」

・・・ではなくて

「税金や雇用保険料の滞納がないか」

です。

いくら美しくて説得力に溢れた提案書を作っても、滞納があるとその時点で申請できません。

「税金も払わんくせに税金が原資の融資や補助金など認めん!」

という事ですが、そりゃそうだ。

融資や補助金で得られるお金というのは10万、100万単位となります。

返す必要のない補助金については、これを手にできるかどうかで経営の先行きが全く変わります。

政策金融公庫のHP

実際におととし借りた融資では、最初の一年間に返済の滞納が無いと、一年後に払った利子の金額がそっくり返されるという制度があったりしました(これは税金の滞納ではなく月々の返済の滞納があるかないかですが似たようなものです)。

商工会議所の人に勧められたので、一年経ったある日に私も申請してみたのですが、目出度く去年1年間の利子に該当する約7万円が今月振り込まれました\(^o^)/

経済産業省の持続化補助金HP(商工会議所地区)

一方の補助金ですがもらえるからといって何に使っても良いわけではなく、提案書に書いた設備投資等に払った分のみが対象です。

もし提案内容と違う事に使ったらもらえませんし、用途が合っていても提案書で書いた金額を大幅に超過する支払い分も対象外となります。

順番としては

1.必要な設備投資内容の提案書を予定金額まで含めて作成し申請

2.経済産業省が審査し提案書が採択(認められる)

3.採択後に自前のお金で設備投資(採択前に投資した分は対象外となる)

4.領収書や納品書、請求書、支払明細等の資料を漏れなく提出

5.資料が経済産業省にチェックされ、それが認められて補助金が下りる(場合によっては減額される事もあり)

コロナが猛威を振るっていたときは、売上減少をカバーするためにコロナ対応型補助金というのが実施されたりして、私も随分助かりました。

結論

・自分で商売をやるなら公的な融資・補助金を使わないのは損

・数百円、数千円の税金滞納で本来手に入るはずだった数十、数百万円の資金を逃すのはもっと損

・融資や補助金はリスクをとって経営する者への支援となる

日本では起業してちゃんと真面目に税金を払えば、それに見合った、場合によってはそれ以上の恩恵を受けられるという事ですね。

だから起業しようと思っている若者(若者でなくても良いけど)は、ネットなんかで海外と日本を表面的に比較し、ちゃんと調べもせずブーブー文句を言う前に、できる事から真面目にやりましょう→納税義務を果たすという事。

来月が令和4年分の消費税を払う時期なので、何となく税金について書きたくなり書いてみました。

参考になれば幸いです。

それでは、また次回。

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