ドッグサイコロジー相談室:柴犬のフク編 | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

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ドッグサイコロジー相談室:柴犬のフク編

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いつも犬の幼稚園ハッピードッグを閲覧・御利用頂き有難う御座います。

統括ドッグトレーナーの米田真穂です。

このたび、久ぶりに問題行動(常同行動、攻撃行動)のワンちゃんのご相談をお受けしました。犬の幼稚園の営業が本格化した2018年3月から、行動問題のご依頼に応じることを控えてきましたが、昨年夏ごろからスタッフの数が増え、幼稚園の運営が安定してきたため、今年春からはまた、問題行動でお困りの飼い主様たちのお力になりたいと「ドッグサイコロジー(犬の心理学)相談室」を立ち上げることにしました。

その第一号犬は、柴犬オス、生後6か月、相談内容は尾追い行動(常同行動)、攻撃行動です。他の行動問題の相談機関のご利用があったものの、問題の改善に結びつかない、ということでご依頼をお受けしました。

この子は、尾追いしたときに、自ら噛んで尾を傷付けてしまい、治療したものの良くならず、結果的に手術で断尾をしています。(その際に去勢手術も行った)突発的な攻撃行動があるため、普段は家でもカラーをしているということですが、それでもご家族は体のあちこちに、けっこう深い傷を負っていらっしゃいました。

お店にワンちゃんが入ってきたときに感じたのは、「思ったよりリラックスしている」ということでした。緊張しやすく過敏な犬を想像していたので、肩透かしをくった気分です。飼い主さんにカウンセリングをしている間も、落ち着いており、あたりの匂いを嗅いだり、私に近づいて興味を持っている様子です。

感触が良かったので、幼稚園犬のオユキとケンタロウに会わせてみると、犬との付き合いはあまり慣れておらず、無遠慮に近づいたり、体を噛もうとします。緊張と興奮からか、尾追いするようなしぐさを何度も見せますが、私の思っているよりも程度はずっと軽かったです。

排尿したので、マナーオムツを交換するため、抱っこしてトリミングテーブルに乗せたときも、従順でリラックスしており、状態がいいときは親しみやすい、お利巧なワンちゃんであると感じました。体に過敏性がないということは、問題行動を改善する際に、とてもいい要素です。

オスワリ、マテ、という指示にもちゃんと従い、人間に不信感を持っていないようなので、行動療法はいい方向に向かうのでは、と思いました。

次のセッションは2~3週間後になる予定です、90分のカウンセリングで疲れたのか、テーブルの下でいい子に眠っています。まだまだ幼いワンちゃんなので、いい方向に向けていけるよう、全力でサポートしていきたいと思います。

白柴のフク、疲れてウトウト

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