生食(なましょく)について 基本の話 | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

生食(なましょく)について 基本の話 | 札幌の犬のしつけ・犬の幼稚園HappyDog

Newsお知らせ&ブログ

生食(なましょく)について 基本の話

BLOG

最近立てつづけに、犬の毎日の食事に「生食を取り入れること」についてご相談を受けたので、改めて「生食(なましょく)」について書いてみたいと思います。
言葉通り、生食とは「加熱しない食材を与える」ことです。手作りすることもできますし、生食派の飼い主さん向けに様々な商品も販売されています。加熱する手作り食に比べて、食材を生で与えるため、調理の手間がかからないといったメリットもあります。肥満解消、アトピー性皮膚炎の改善、脂漏症の改善、などが「目に見えやすい効果」として挙げられます。
我が家のジャーマンシェパードは、2年前まで生食を与えていましたが、生食の場合、野菜も与えなければならないし、肉も骨、内臓を含めて与えなければならないため、2回の食餌のうち、1回を生肉(馬、羊、牛)や生野菜などの「手作り」で、1回をフリーズドライや、冷凍の「市販品」を与えていました。体重が増えにくいため、物足りないのではないか?と、ドッグフードも併用していました。
手作り食を与える、という場合、栄養のバランスを気にされる方が多いのですが、人間だって100%完璧な食事などしていないのですから、大まかに「何がどのくらい必要なのか」を把握していれば、たいした問題はないと思います。生食について書かれた本(獣医師が書いています)もありますので、参考にされると良いでしょう。
05060936_5186fb166b5d0.jpg
今までドライフードだった人が、生食と言うものを取り入れたい、と思ったら、一番簡単でお薦めな方法は、ドッグフードを30%~50%減らして、K9ナチュラルという、フリーズドライの生食フードに置き換えることです。K9を食べてくれるかどうかの心配もあると思いますので、最小量で購入し、最初は「そのまま」で与えてみます。食べるようでしたら、「ふやかさず」そのままドッグフードと一緒に与えてみましょう。
K9ナチュラルはフリーズドライなので、「水で戻す」与え方が推奨されています。しかし、生食に慣れていない現代っ子のワンちゃんたちの中には、ドリップを嫌がったり、脂肪分の多いドライフードと違ってあっさりしすぎていると感じたりして、食が進まないことがあります。なので、最初は「乾燥しているそのまま」を与えて慣らし、次にドライフードと混ぜて与え、大丈夫そうでしたら「水で戻してドッグフードや缶詰めと一緒に」与えます。
生食を与えるとすぐに、垂れ下がっていたお腹が引き締まる、ウエストがくびれてくる、といった目に見える効果がありますので、肥満の愛犬にはぜひ試す価値があります。K9ナチュラルの他に、野菜と一緒にミンチにして、1つ1つ小分け冷凍されている「バーフダイエット」という商品もあります。冷蔵庫で解凍して与えるものなので、忘れずに必要な分を冷凍庫から冷蔵庫に移しておかなければなりませんが、食べない犬はいるの?というくらい、嗜好性が高く、高品質の商品です。

一覧をみる