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生食(なましょく)について 始める動機と駆虫のはなし
BLOG2年前まで「完全生食」だった我が家のジャーマンシェパードですが、オスのグインのほうは、子犬のころから続く下痢、血便に悩まされての生食の選択でした。合うドッグフードが見つからない、加熱の手作り食も白米がだめ、何をどうしたら良いのか、悩んで悩んで、ノイローゼになりそうでした。
結局、羊、馬の肉を中心とした「生食」がピタっとハマり、2年間、生肉を基本として野菜、サプリメント、などを加えた食餌を与えていました。与えやすいようにスライスされた商品を購入したり、害獣駆除された鹿の肉を骨付きのブロックで購入し、「さばいて」1日分の小分けにして冷凍したりしていました。
画像:バーフダイエット、解凍するだけで完全栄養の生食が与えられます
脂漏症、肥満、腸の過敏性による消化不良、といった問題がなかなか解決しないワンちゃんは、生食にすることで劇的に改善する「可能性」があります。ただし、どんなに良いものでも、「合う、合わない」がありますので、試してみることが大事です。うまくいきそうだったら本格的に取り入れてみればいいことで、人間だって調理済み食品を購入して食べるわけですから、ドッグフードや、缶詰も併用していいのです。
生食を始める前に、私が怠ってとても後悔していることがあります、「駆虫」です
2017年から子犬を販売してわかったことですが、駆虫すべき腸内寄生虫は多岐にわたり、徹底しなければ下痢の問題は解決しないのです。私が今まで頑張って駆虫したのは「回虫」のみで、肝心かなめの「コクシジウム」「ジアルジア」は、知識の不足で駆虫を行ってきませんでした。懇意にしているブリーダーさんから助言を受け、全頭に駆虫を実施した結果、長引く下痢、消化不良で困ることが無くなりました、本当に驚きでした。
もし生食を始める動機が「下痢」である場合、そして子犬や若い犬の場合は、最低「コクシジウム」「回虫」「ジアルジア」の駆虫を行いましょう。コクシジウムは続けて2~3回、回虫は子犬の場合は1年間で6回、駆虫薬を投与します。ジアルジアはもう少しやっかいで、朝、晩2回を7~10日間与え続けなければなりません。
振り返ってみると、オスのシェパードの長く繰り返し続いた下痢は、コクシジウムかジアルジアだった可能性があります。5歳となって下痢をしなくなった今となっては確かめようもありませんが、コクシジウムに関しては、今後年に1~2回は、症状が無くても、定期的に駆虫しようと思っています。回虫に関しては、フィラリアの駆虫薬が効くため、回虫だけのための駆虫は必要ありません。
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