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従わない犬に腹立ててはダメ?(2)
BLOGいつも犬の幼稚園ハッピードッグを閲覧、御利用頂き有難う御座います。
代表の米田です。
前回の最後に「人は優しさのつもりでも犬は弱さと受け取る」
と言う話を出しました。
これは幼稚園に入園される方にも言う事が多い事なのですが、犬を擬人化し過ぎると受け入れ難い考え方のようです。
可愛がるために飼う愛犬なので気持ちは分かりますが、群れで暮らす中で上下の階級を意識して生きるのが犬というものなのです。
なので犬は、自分より下に見ている相手に従ったり、言う事を聞く事を受け入れません。
前回話したメンタルAのままだと、いつまでたっても犬が言う事を聞かず、逆に幼稚園に来るとトレーナーの要求には素直に応じる、という事が起こります。
「こいつ言う事聞かなくてホントに腹立つ!」という気合のオーラを本気で出すのは、スポコンではないですが必要な事が多いです。
ましてや
「ああ怒っちゃダメダメ、この子が可哀そう、私が我慢しなきゃ、我慢我慢・・・」
などと自分から気持ちを引っ込めるのは全くもって逆効果です。
前回書いたように犬はそれを「弱さ」と受け取ります。
私から言わせると可哀そうなのは、衣食住を用意して愛情かけて育てているのに思いっきり困らされている飼い主の方です。
しつけの技術的な面で、できる、できないは個人の能力差もあるので別として、メンタルBを自分で放棄して常にメンタルAでいようとするのはやりすぎです。
飼い主の気持ちの中で理不尽な相手(犬)に、本気で怒りを感じるのは全くおかしくありませんし、必要な事だと認識しましょう。
但し、犬が怪我するくらい体罰しろ、という事ではありません。
何事もやり過ぎは禁物、いきなり行動を0から100へ激変させないようにしましょう。
それでは、また次回。
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