柴犬オスの飼い主さんが決まりました😀(やや長文) | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

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柴犬オスの飼い主さんが決まりました😀(やや長文)

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いつも犬の幼稚園ハッピードッグを閲覧・御利用いただきありがとうございます。

代表の米田です。

昨年の10月に当園で生まれ、当園で育ってきたオスの子犬の飼い主さんがとうとうきまりました!

以前から当ホームページをご覧いただいており「柴犬を迎えるならここから」と決めていただいていたとの事です。

オス男、幼少期のクマの子時代🐻

何とうれしいお言葉でしょう!
ありがとうございます😂

オス男(仮名)は現在ほぼ7ヶ月となっていますが、生まれてからすぐに毎日毎日幼稚園でもまれて育ってきたおかげで、甘噛みゼロ、トイレ100%成功、散歩はリードたるませ脚側歩行100%、拾い食い皆無、吠え無し、といった感じで、一般の飼い主さんが犬を飼いだして困る事例がほぼ解決されている状態です。

ただ、この2日前から少々咳をしていたので、本日(5/1)引渡し直前のメディカルチェックに病院に行ったところ、軽い気管支炎という事が分かり、治療を要することになり引渡しが延期になってしまいました😅

GW期間中で家に迎えるのに丁度良い時期だと、飼い主様もこちらも思っていたので申し訳ない気持ちで一杯です😓生き物なのでこういう事もあるのですがもう少々お待ちいただければと思います。

さて、今日は丁度良いので当園の柴犬の繁殖における考え方を(割と)詳しくお話しましょう。

当園の柴犬(豆柴)の繁殖はそもそも副代表の米田真穂が、以前から問題行動の相談に柴犬が異常に多い事から

「どうして柴犬の問題行動がこうも多いのか?生まれつきそういう犬が多いのか?それとも後天的な要因なのか?あー知りたい!」→知るためには自分で繁殖するしかない!という事で始めたものです。

統括ドッグトレーナー米田真穂(2018年Version)、隣は当時居たジャーマンシェパードの「グイン」

本業が犬の幼稚園なので、繁殖をメインにはしていない(幼稚園ご依頼のお客さんが多くてできない)のですが、それのメリットとして繁殖で生まれた子犬&母犬に、十分な手間と時間と空間をかけて育てる事ができる、という事があります。

繁殖をやってみて分かったのが、柴犬は他の犬種と比べて大人になる成長速度が異常に早いという事。トイプードル等の犬種だと必ずふやかした離乳食から始めますが、柴犬は歯が生えると同時に母親のドライフードをぶんどって「バリバリ」と食べだしたり(知り合いのトイプードルのブリーダーに話したら驚愕していました)、猟欲が強く激しく走り回って遊ぶ(乱暴に)、運動能力も高いため足腰が育ってくるとその分さらに激しく遊ぶ(より乱暴にw)といった感じで、法律で決められた出荷可能日の生後59日時点では、一般の方だと手に負えない状態である事が多い気がします。もちろん個体差もあるので子犬の頃からおっとりしている子も居るには居ましたが、どちらかといえば少数派。

一方で母犬の行動に目を向けると、生後3ヶ月くらいまではかいがいしく世話をしますが、ある時点から可愛がって世話するだけではなく、時には厳しく噛んでしかりつけたり、ひっくり返してしかったりといった、大人化に向けた訓練が始まります。これが1~2ヶ月くらい続くとある日ピタッと世話もしつけもしなくなります。これが5~6ヶ月くらいで母犬から見てある程度仕上がったからもう大丈夫ね😤、という事のサインです。その頃には兄弟以外との犬同士の遊び方もすごく上達して、日々色々なスタッフに散歩に連れ出される事で散歩もめきめき上達し、甘噛みなんかは3~4ヶ月の頃にほぼ解消しています。つまりこの短い1~2ヶ月で急激に大人として仕上がっていくんですが、これが早いの何の。

真穂先生がいつも言う事に

「分からない事は犬が教えてくれる、とにかく犬を見て観察する事だ。」

がありますが、まさにそれ。

犬の幼稚園をやっているので、群れに子犬を組み込む事がとても効率的に行えていると思うのですが、一般家庭で同じ事を日々働きながらできるかといえばかなり難しい気がします。その理由は①ペットショップだと、そもそも母犬が5ヶ月まで一緒に居ないため、母犬からの愛情としつけの同時付与ができない事、②兄弟間での犬同士の意思伝達方法の練習ができない事、③その他大勢の精神の安定した成犬達(目上の存在)との関係性構築環境が無い事、④多くの人間(当園ではスタッフやお客様)からの日々の接触や要求を受ける訓練ができない事、です。

当園ではこれらを5~6ヶ月までの間に「ギュギュッ」と詰め込んでやるのですが、今のところ人を噛む柴犬は出ていません。柴犬は野性味が強くてこの短い期間にやる事をやっておかないと「悪い意味で野性味の強い犬」になりやすいですが、生後60日くらいでペットショップで買ってきた柴犬が、成長と共に問題を起こす、特に人を噛む問題を起こしがちなのは、上記の最も大切な期間に最も経験するべき事をほとんどスキップされてしまうからだと思います。

精神面と同時に、肉体面でも幼少期は体の基礎を作る最も大切な時期なので、高タンパクな餌を惜しまず与える事も大切です。当園ではK9、Giwipeak、ハッピードッグ(うちの店名と同じドイツ産フード)等だけを与えます、高いけど😅・・・高いけど~~~😂。なんだかんだこれで「心身共に健全な」犬のできあがりです。それと動物病院の診断も忘れずに。

当園では以上のプロセスを経て犬を育てているので、購入希望者から生後60日くらいですぐ欲しい!と言われても、親元から離すのはどんなに早くても3ヵ月半~4ヶ月まで待ってもらうように伝えます。もちろんすぐ売った方が圧倒的にコストが安く済んで商売としてはおいしい=うちに居続ける期間が長くなればなるほどコストがどんどん増えて商売としては全く旨味が無いんですが、それでもこの期間を犬と人間の集団で過ごさせる事がとても大切だと考えているので、どうしても親兄弟とは引き離せないんです。これは感傷的な意味ではなく、子犬の成長期にどう過ごさせる事が最適なのか、という単純な意味において、です。

生後7ヶ月なのに33万円は高いわ!と思われる方が殆どだと思いますが逆なんです、安いんですよ~🌞

それでは、また次回。

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