玄関・ドアでは犬を先に出さないように(特に大型犬) | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

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玄関・ドアでは犬を先に出さないように(特に大型犬)

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いつも犬の幼稚園ハッピードッグを御利用頂き有難うございます。

色々な犬に関するしつけの御相談を日々受けますが、やってる事が同じでも大型犬と小型犬では困りレベルが天と地ほど変わる事に「引っ張り」があります。過去にも書いたかもしれませんが、北海道の冬に大型犬に引っ張られるのは、転倒による事故に繋がる可能性があります。最悪、骨折や脱臼もありえますので「愛犬のする事だから」で、夏の間なあなあで過ごしていると、冬になってから困る事になりかねません。

犬というのは大きいようでも人間と違って、ちょっとした隙間からするっとぬけ出る事ができるので、玄関やドアでは必ず人間が開ける前に玄関・ドアを背にして犬に対峙する状態になって下さい。恐らく最初は犬がお構い無しに先に行こうとしますので予め『マテ』のコマンドを覚えている犬にはコマンドで待たせるようにして下さい、『おすわり』でも良いです。そこで5秒くらい静止させてから人間が先に玄関・ドアから出ますが、再度待ってましたと突進してくる犬も居るでしょう。コマンドで制御できるならコマンドで、コマンドが効かない/覚えてないなら、飼い主さんの体で(主に足を使って)止めましょう。膝蹴りが犬の顎や顔に当たっても構いません(というかこの場合むしろ当てて下さい)。ここでのポイントは、犬が動き出してからコマンドや体で止めようとしてもほぼ確実に間に合わないので、玄関やドアでは「犬が突進しようとしてきたらこうしよう、ああしよう。」と先に想定しておく事です。

なんか格好悪いし、ドタバタとみっともないし、情けない気持ちになるかもしれませんが我慢して下さい。また、家事や仕事で疲れている時等は特に『こんな事一々やってられねーわい。』と思う時もあるでしょうが、そこもまた我慢して下さい。しばらく辛抱強くこれを続けると、犬は人間の言う事を聞かないと外に出たり移動できない、という事をちゃんと学んでくれますが、同時に飼い主にも習慣として身につきます。習慣になれば少々疲れている時でも、自動的に体がドアを背にするようになり、頭の中に自動的に注意点が浮かんでくるようになります。

先に述べましたが、同じ事をしても大型犬は小型犬より大変ですが、その分きちんと制御できたときの喜びも大型犬ならではのものがある事も事実です。そんな訳で飼い主の皆さん「転ばぬ先の杖」です、一緒に頑張ってみませんか。

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