少しずつ実を結ぶ | 札幌の犬のしつけ・犬の幼稚園HappyDog

昨日、「こちらで犬を飼うとしつけが入っていて、飼いやすくて相談に乗ってもらえてとてもいいと聞いた」という方が、見学にいらっしゃいました。※見学は予約制です、かならず予約をして訪問して下さい<(_ _)>
犬を飼うのは初めてで、候補の犬は「サモエド」「柴犬」「ボーダーコリー」と伺いました。子犬がほしい、犬を飼いたい、というご相談があったときに第一に私が考え、ご提案するのは、「飼い主さん、ご家庭にマッチした犬であるかどうか」ということです。
目の前にいる色んな種類の子犬から好きなものを選びたい、というのであればペットショップが最適であって、わざわざ北野ドッグスクールに来る必要はありません。面倒な予約をしていただき、見学にいらっしゃるのですから、その方の家庭環境、家族構成、メインに世話をする人の年齢、といったものまで考慮して、第一候補の犬であっても「それはやめたほうがいい」ときっぱり言うのが、私流の犬の勧めかたになります。
50代の夫婦が飼う、犬は初めて、であれば「サモエド」は第一候補から外した方が無難です。結局どこのご家庭度もそうですが、メインにお世話をするのは「奥さま」なのだから、ご主人がいなければ散歩もままならない、のでは困ります。ただし、多大な情熱をもって「なんとしてもこの犬を飼いたい、家族中でより良く飼うための努力は惜しまない！」と気合が入っているのであれば、話は別です。
なんとなく「こういった外見の犬とルンルン楽しく暮らしたい」という良いイメージだけでお迎えするならおすすめしない、という話であって、こういった苦労がありますよ、と十分ご説明したうえで「乗り越えます、お金もあります、環境も整っています、がんばります！」という情熱があれば、乗り越えていけることではあるのだから。
結局、ご見学に来た奥さまは、柴犬の子を一番気に入り、ラブラドールレトリーバーの子犬も良いと言って下さりました。家庭環境から、当スクールには現在いないけれど、シェトランドシープドッグも合うのではないかとお話いたしました。ボーダーコリーは初心者向きではないし（たまたま飼いやすい子に当たる事もありますが）牧羊犬系が好きなら、シェルティはずっと飼いやすいですから。話は進んで、次回はご主人と一緒に見て、最終的に迎える子を決めたいと言ってお帰りになりました。
こうして、もうじき1年になろうとする「しつけを入れた子犬を販売する」という取り組みが、少しずつ実を結び、訪ねて来てくださる方がいるというのは、大変うれしくありがたいことだと思います。楽なことではありませんが、犬を飼う喜びを一人でも多くの人に届けたい、そんな夢をもってがんばっていきたいです。