フレキシブルリードは躾(しつけ)に向かない(加筆修正版) | 札幌の犬のしつけ・幼稚園HappyDog

フレキシブルリードは躾(しつけ)に向かない(加筆修正版) | 札幌の犬のしつけ・犬の幼稚園HappyDog

Newsお知らせ&ブログ

フレキシブルリードは躾(しつけ)に向かない(加筆修正版)

BLOG

いつも犬の幼稚園ハッピードッグを御利用頂き有難う御座います。
代表の米田です。

これで散歩している人も実際にかなり多く見かけますが何がいけないのでしょうか?中にはロックを外して3mくらい余裕ぶっこいて伸ばしっ放しで歩いてる人も😔

製品によっては長いのだと8mとか10mもあります。

何年も飼ってすっかり御利口になったと思った犬でも、何かの拍子に突然飼い主の予想外の行動をする事があります。このような時に普通のリードとフレキシブルリードで何がそんなに違うのでしょうか?

普通のリードは長さが一定なので、飼い主がリードを放さなければ、犬が興奮して車道を横切って向こう側に突進する、といった事はほぼ防げますが、フレキシブルリードは伸びてしまいます。伸びないようにロックがあるじゃん、という話がありますが、もしフリーで歩いていてこのような状況になったとき、咄嗟にロックを掛けられるものか?という事と、例えロックを掛けられたとしても、その時点でリードが伸びていたら意味がないという事が最大の問題点です。

普通のリードは、非常時には両手で持って保持力を上げ犬を制御する事ができますが、フレキシブルリードの場合、持つのがワイヤーになるので両手での保持ができません(画像のようなワイヤー型ではない平テープ型は持てるかもしれませんがそれにしても咄嗟に持ちやすいかと言えば・・・どうでしょう???)。また犬がじゃれついて人間の周りをグルグル回ると、ワイヤーが脛&ふくらはぎに巻き付き、火傷を負う事があります(実際にそうなった飼い主さんも過去にいました)。

普通のリードは端が輪になっていてそれを手首にかけて使う事で簡単にすっぽ抜けないようになっています。

フレキシブルリードはプラスチック製の持ち手だけなので、ちょっとした事で滑り落としやすいです。特に雨や雪で濡れているときは本当~に滑って怖いです。

そして考えたくありませんが、最悪リードが手から離れてしまった場合。

普通のリードは犬は気にする事はありませんし、そろりそろりとでも近付ければ最後は足で「バッ!」とリードを踏んで確保できます。

一方フレキシブルリードは犬が歩くたびにそれ自体が「ガラガラガラ!」とものすごい音をたてながら犬に付いてきます。これで犬は余計パニックになり全力で逃げようとしてしまいます。実際に何回かこの場面に遭遇した事がありますが本当にどうにもできない状態でした😨

犬の訓練やトレーニングは
①犬が健康である事
②周囲が安全である事
が大前提ですがフレキシブルリードは残念ながら②条件を全く満たせないのです。
これがフレキシブルリードが訓練やしつけに向かない理由です。

じゃあフレキシブルリードはどんな時に使うのか?といえば、広場などで自転車や自動車の往来が無い開けた場所で、犬を自由にさせながらも逃げないように遊ばせたり排泄させる、という使い方です。

勿論当園ではフレキシブルリードは使用しませんし、使用も禁止しています。
※飼い主さんが自宅で使う事は自由ですが、幼稚園登園時には使わない、という意味です。

犬に言う事をきかせたかったらまずは物理的にコントロール!ですYO😠

それではまた次回。

一覧をみる