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訓練士三ヶ条(1)
BLOGいつも犬の幼稚園ハッピードッグを御利用頂き有難うございます。
代表の米田です。
おかげさまで最近は「当園で働きたい」とおっしゃってくれる若い方が結構来られます。
人材不足が叫ばれて久しい最近の世相にあっては何とも有難いことと言えるでしょう😊
さて、当園で働く(訓練士として働く)のに向いている人、向いていない人という、いつもとは毛色の違う話をしたいと思います。
まず一番目は「犬に気を配っても気を遣わない」人。
「犬に気を配る」とういのは排泄や給餌、衛生維持等々「飼ううえで絶対に必要な事」について、勿論過不足の無い様にするということです。実際はこれ自体が結構できていない事も多いですが、訓練やトレーニング云々言う前に犬の体調管理が万全である事が何より大事です。普段から神経を研ぎ澄まして犬の体調管理や観察をしてください。
では「気を遣わない」は?
例えば訓練士が犬と一緒の部屋から移動しようとしたら、すぐさま犬がワンコラワンコラ吠えたとして
「どうしたの?😨」
「怖いの?怖くないよ?シーだよシー😥」
等々、優しい口調で最大限に犬の気持ちに寄り添って「いるつもり」の人、これが気を遣っている状態の人という事です。
犬のワンコラ吠えが本当に犬が怖がっているのか、犬の我儘吠えなのか、又は要求吠えなのかどうか?という事が判断できない人がほとんどで、それ自体は経験の差もあるのでしょうがないと思うんですが少なくとも
「人間が不快と感じる・困っている」
かどうかを判断基準の一番目にもってきて、困っているのであればまずは群れの上位者として「止めなさい!」と一喝する気概を持ちましょう。
群れと書きましたが、一人と一頭であっても「最小限の群れ」「人=群れの一員」ということです。
人を困らせることをしている犬に対して、猫なで声や優しい口調やささやき口調で犬に「お願いをする」「伺いをたてる」ことは=群の下位のメンバーとしての立ち振る舞い=犬に気を遣っている
ということになります、例えそういうつもりが無かったとしてもです。
ちょっと前のブログ「ゴールデンカムイに良い事書いてる!(加筆修正版)」にも書きましたが、
「犬は自分と上下関係をハッキリさせる生き物」
「犬は自分より下位の者のいうことはきかない生き物」
という事を認識してください。
訓練士として働きたい、身を立てたい、と思っているけど上記に思い当たる節があるなら、明日からは自分の行動を変えましょう。そんな事したくない、それは群れの下位の者の振る舞いだと言われても、自分は常に犬に対して優しい人で居たい、というのであればハッキリ言いますがこの仕事は向きません。
犬に気を配っても気を遣わないでいられていますか?
それでは、また次回。
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